作られる!悪いかみ合わせ

歯列がデコボコの箇所にプラークが増殖

悪いかみ合わせのことを、不正咬合といいます。このうち、前項で触れたように、歯周病の原因となる外傷を引き起こすようなかみ合わせのことを、外傷性咬合といいます。

外傷が起きるには、さまざまな原因があります。たとえば、虫歯を治療しないで、そのまま放置しておいたり、歯が抜けたままにしておくと、歯並びがおかしくなってきます。内側に入り込んだ歯や、外に飛び出した歯などがあり、歯列がデコボコになってしまいます。デコボコの歯列のうち、くぼんだ部分は汚れがたまりやすく、飛び出た歯も唇に触れやすいので汚れが付着しやすくなります。そのうえ、このような場所は歯磨きもしづらいため、プラークが増えて歯周病にかかりやすくなります。歯周病を発症した場合も、病気の進み方がに早くなる傾向がみられます。

不適切な治療で外傷性咬合になることも

不適切な歯科治療が原因で、外傷性咬合になる場合も少なくありません。歯科治療を受けたあと、かみ合わせのチェックをしますが、これがきちんと行われていないと、あとで歯周病を引き起こすことになりかねません。

歯には、山の部分と谷の部分がありますが、それぞれに意味があるのです。かみ合わせたとき、上の歯の山の部分に下の歯の谷の部分が入っているでしょう。これがうまく適合していないと、かみ合わせがおかしくなってくるのです。

そのため、治療で義歯やブリッジなどをしたあとも、かみ合わせが左右対称になるようきちっと調整します。ふつう翌日になれば、なじんでくるものですが、まだ違和感が残っているときは、かみ合わせをみてくださいと言って、もう一度みてもらいましょう。

歯きしりも歯周病になりやすい要因に

寝ている間の歯ぎしりも、歯周組織を刺激して咬台性外傷に結びつくことがあります。歯ぎしりは、寝ている間に上下の歯をギリギリと強い力でこすり合わせるので、あたる歯がしだいにグラグラしてくることがあります。歯周組織も刺激を受けますから、歯肉に炎症が起きてしまうことがあるのです。

ただ、歯ぎしりが歯周病に与える影響としては、物理的要因よりも、歯ぎしりをするような心的要因のほうが大きいでしょう。歯ぎしりをする人は過重なストレスがかかっている場合が多く、それを解放するために行う自然の行為なのですが、そのストレスの影響で免疫力が低下し、歯周病を重症し
やすくするというわけです。 

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • Buzzurlブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
関連記事
  1. 豊かな老後を送る決め手、歯周病予防
    毎日の口腔ケアをきちんとしているかどうか、免疫力を落とさない生活を送っているかどうかが発症に影響する歯周病も、生活習慣病といえるでしょう。
  2. 作られる!悪いかみ合わせ
    歯磨きもしづらいため、プラークが増えて歯周病にかかりやすくなります。歯周病を発症した場合も、病気の進み方がに早くなる傾向がみられます。
  3. かみ合わせが悪いと歯周病になりやすい
    常に歯がグラグラしていると、だんだん歯周ポケットが深くなっていきます。歯周ポケットは、歯周病の原因菌であるグラム陰性菌の格好のすみか。ここに細菌が住み肴き、感染すると、歯周病を発症してしまうのです。
  4. 免疫カダウンが歯周病を招く
    歯周病の発症に、細菌だけでなく、免疫力が大きく関係しているからです。もちろん、発症の条件に、原因となる歯周病菌の存在は欠かせませんが、免疫力が低下しているかどうか、ということも大きな要因になるのです。
  5. 歯周病菌とたたかう免疫システム
    口の中に歯周病の原因菌がどんどん増えてくると、これを防ぎ排除しようとする体の働きが活発になってきます。このような、外敵から身体を守ろうとする生理的な働きを免疫反応といいます。

漫才