最近では歯のホワイトニング(歯を白く漂白する)ということがTVや雑誌、インターネット上でも特集されています。アメリカにおいては、もうだいぶ以前から歯科治療の一環として行われている行為で、歯科医院で行うもの(オフィスホワイトニング)から患者さんが自宅で行うもの(ホームホワイトニング)まで様々な製品が販売されています。チョークのような白い歯が良いか悪いかは別にして「白い歯」志向はアメリカのみならず、日本にもそれを求める層が確実に増え始めているようです。
しかしながら、ホワイトニングには知覚過敏という副作用が発生する場合があり、ホームホワイトニングの普及とともに知覚過敏対策用の歯磨剤の販売スペースが広がりつつあるという笑えない話も伝わってきます。
ホワイトニングというと、なにやら新しい感じがしますが、いわゆる漂白ということです。そこに使用されるのは、漂白剤です。もちろん歯に対して知覚過敏を起さないような対策はなされていますが、適切に使用されなければ危険ということになります。一番誤解しやすいのは、1回漂白すればそれが永久的だと思うことです。湯飲茶碗で考えてみて下さい。一度茶渋がついた茶碗を漂白してきれいにしても、その茶碗を再び使用していればまた茶渋はつきますよね。全く同じことです。「白い歯」を保ち続けるには、定期的にホワイトニングを行い、着色しやすい飲食はなるべく避けなくてはならないのです。
歯を磨くことで得られる、その人個人の歯の色以上に「白い歯」を求めるのなら、それなりのリスクと努力が必要であることを理解したうえで判断することをお勧めします。
欧米や日本との文化、考え方の違い、骨格などの体格のちがいなどを考えると、日本でどこまで普及するかは今後を見守りたいところです。